【積立投資】株価の暴落時に絶対やってはいけないこと

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株式市場は上昇と下落を繰り返します。特に初心者にとって、暴落時の対応は投資成果に大きく影響します。今回は、積立投資の基本やメリット・デメリットを解説しながら、「暴落時に絶対やってはいけない行動」についてお伝えします。


積立投資とは?

積立投資は、毎月決まった金額をコツコツと投資していく方法です。代表的な例としては、投資信託を使った毎月の積立購入があります。

✅ 積立投資のメリット

  • ドルコスト平均法が働く:価格が高いときは少なく、安いときは多く購入できるため、平均購入価格が安定します。
    ▶︎詳しくは”【ドルコスト平均法】みんなに優しい投資戦略“の記事をチェック
  • 心理的負担が少ない:一括で大金を投資する必要がなく、始めやすい。
  • 習慣化できる:自動で積立されるため、手間がかかりません。

⚠ 積立投資のデメリット

  • 短期的な利益は出にくい:長期運用を前提とした手法。
  • 下落相場では評価額が減る:含み損を抱える場面がある。

株価暴落時に絶対やってはいけないこと

❌ 積立をやめる(解約・売却する)

暴落時、「怖い」「損したくない」と感じて積立をストップしたり、積立資産を売却してしまうのは最悪の行動です。

理由は以下の通り:

  • 安く買えるチャンスを逃す:暴落は安く買える最大のチャンス。積立を止めると、回復局面でのリターンを逃します。
  • 平均購入単価が上がる:暴落時にも積み立てを続けることで、平均購入価格を下げる効果が働きます。
  • 市場は回復してきた実績がある:歴史的に見ても、暴落後には回復しているケースがほとんどです。

ただし「回復の見込みがない株」には注意!

すべての株や投資対象が必ず回復するとは限りません。個別株の中には、業績不振や不祥事、構造的な問題で二度と株価が戻らない可能性のある銘柄も存在します。

⚠ こんな場合は再検討を

  • 企業の業績が長期間にわたり悪化している
  • 財務が悪化し続けており、倒産リスクがある
  • 業界そのものが縮小している

こうしたケースでは、積立をやめる、銘柄を見直すといった柔軟な対応が必要です。

特に積立先がインデックスファンドや分散型の投資信託であれば、全体としての回復が見込める可能性が高いですが、個別株に集中している場合は慎重な分析が求められます。


実際のデータから見る安心感

例えば、S&P500に積立投資を15年以上続けた場合、過去のどの15年を切り取っても元本割れしていない(※為替変動を考えない場合)というデータがあります。

これは、「時間を味方にする投資」が有効であることを示しています。


暴落時の正しい対応は?

✅ 積立を継続する

むしろ「安く仕込めるチャンス」と捉えましょう。長期的に見れば、株価が回復し、大きな利益になる可能性が高いです。

✅ 冷静な判断を保つ

感情で動くのが最も危険です。焦らず、自分の投資方針に沿って淡々と積立を続けましょう。

✅ 投資目的を再確認する

「老後資金」「子どもの教育資金」など、目標が明確であれば、目先の下落に惑わされにくくなります。


まとめ

積立投資は、初心者でも取り組みやすく、長期的に資産を増やす手段として非常に有効です。しかし、暴落時に感情的になって積立をやめてしまうと、その効果は大きく損なわれます。

ただし、投資対象が「回復の見込みがあるかどうか」は定期的に見直す必要があります。特に個別株の場合は、その企業の将来性をしっかり確認しましょう。

株価が下がったときこそ、継続する強さが求められます。

長い目で見て資産形成を成功させるために、”暴落こそチャンス”と捉えて、積立をコツコツ続けていきましょう。

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