株式投資ってなに?

アイキャッチ NISA

2024年より新NISAが始まり、株式投資に対する関心が急激に高まっています。
しかし、投資初心者にとっては投資というと何か漠然と危ないものなのではないかといったイメージがある人も多いでしょう。
そこで今回は、株式投資ってそもそも何?というお話をしていきたいと思います。

そもそも株式ってなに?

 株式とは企業の所有権を示す証券のことで、株式を購入し株主となることで企業の経営に参加する権利や配当を受け取る権利を持ちます。
 株主は株主総会に出席し、企業の経営方針や役員の選任などに投票する権利があります。

株式投資とは

 株式の価格は需要関係や企業の業績などによって変動します。需要が高まると価格が上がり、需要が低下すると価格が下がります。

株価の上昇による運用益

 株式投資の主な目的は資産の増加です。株式を購入した企業が成長したり利益が増加することで株式の価格も上昇することが期待され、購入した時よりも株価が上昇したタイミングで株式を売れば利益が期待できます。

配当金

 企業が利益を出した場合に利益の一部が配当として株主に支払われるケースもあり、配当を受け取ることも株式投資の大きな魅力の一つです。
 配当金には主に普通配当と特別配当の2種類があり、普通配当は一般的には定期的に支払われ、株主に安定した収入を提供します。特別配当は通常の営業活動以外の特別な利益や資産売却などによって得た利益から支払われる、文字通り特別な配当で通常の配当に加えて支払われる場合があります。

株主優待

 利益の還元方法としては配当以外にも、株主優待という形でその企業のサービスや特典を提供するものもあります。例えば優待券という形で企業のサービスを受ける際に割引を受けたり、その企業の商品をもらえることもあります。中にはQuoカードや商品券を配布している企業などもあり、優待を目当てに株式投資を行う人もいます。

株式投資のリスク

 株式投資では、株価が上昇して資産を増やすことができる可能性がある一方でリスクもあります。
 株価は市場の変動によって影響を受けるため、購入した株の株価が下落して大きく資産を減らす可能性もあり、会社が倒産するようなことになれば投資したお金が0になる可能性もあります。
 また、リターンを高めるためにお金を借り入れて投資した場合には本来の自分の資産以上のマイナスとなる可能性もある為、投資に失敗して借り入れたお金が返せないという事態に陥ることもあるかもしれません。これが投資は怖いと言われる1つの大きな理由でしょう。
 とは言え無理にお金を借りてまで投資を行わなければ借金を背負うこともありませんので、株式投資をする際は生活資金と投資資金はしっかりと切り分けて余剰資金で投資をおこなうなど、自分の資産をしっかりと管理する必要があるでしょう。

投資はしたいけどリスクは抑えて投資したい

 では株式投資は危険だから絶対にやめておいた方が良いのかというと、そういう訳ではありません。投資初心者の場合、株式投資のリスクを最小限に抑えるためには分散・長期投資がおすすめです。

分散投資

 分散投資とは、1つの企業に集中して投資するのではなく、複数の異なる企業や業種、異なる国の株式に投資することでリスクを分散することができます。例えばA社のみに投資をおこなった場合、A社の株価が急落した場合に大きく資産を減らすことになりますが、A社とB社に分散投資していた場合、B社に投資していた分は影響を受けずに済みます。

長期投資

 長期投資とは、短期間の価格変動で株価を売買せずに持続的な成長や利益の増加を期待できる企業に投資し、長いスパンで資産の増加を狙う方法です。すぐに資産を形成することはできませんが、短期投資に比べると初心者でも見通しが立てやすいため利益を狙いやすいです。長期投資をおこなう際は、短期的な価格変動に惑わされずに企業の業績や市場動向を把握して、感情に左右されずに客観的な視点で投資判断をおこなうことが大切です。

 もちろん以上の方法でも投資リスクを0にできることは絶対にあり得ませんので、投資をおこなう際にはしっかりと自分で考えてリスク管理を行なった上で投資をおこないましょう。

株式投資を始めるには

 では株式投資を行いたいと思ったら何をする必要があるのでしょうか。
株式を購入するには証券口座が必要になります。そのため、まずは銀行や証券会社などで口座を開設しましょう。この際、取引手数料やサービス内容などを比較して自分に合った適切な口座を開設しましょう。

証券口座の選び方

 証券口座には、取引手数料やサービス内容のほかに、口座の維持に条件があるものもあるため、口座維持条件が簡単であることや口座維持費が無料であることも大きな判断基準となるでしょう。
また、証券会社によって取扱可能な商品も違うため、自分が投資したい商品を扱っているかも重要です。
 自分に合った口座と言われても結局どれを選べば良いのかよくわからないといった人も多いでしょう。そんな方には手数料が安いネット証券がおすすめです。
 ネット証券の中でも特におすすめなのが、SBI証券と楽天証券です。どちらも取引手数料が安く取扱商品も多く、もちろん新NISAにも対応しているため大変人気な証券会社です。

SBI証券

 これから株式投資を始めようとしている初心者の方であればSBI証券を選んでおけばまず間違い無いでしょう。
 SBI証券は2024年オリコン顧客満足度®調査 ネット証券 第1位を獲得しており、人気の理由はなんといっても豊富な商品取扱数と取引手数料の安さでしょう。日本株や米国株に加え中国株なども購入可能で、国内株式だけでも3100銘柄以上の売買が可能です。電子交付設定等の諸条件を満たしている必要はあるものの、国内株式(現物・信用)取引手数料をはじめとした多くの取引に対して手数料0円での取引が可能です。
 また、取引に応じてもらえるポイントサービスの種類の豊富さも大きなメリットでしょう。SBI証券では取引に応じてTポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALのマイル、PayPayポイントなどを貯めることができます。
 その他にも少額から投資を始めることができたり、専用アプリを使ってスマホから簡単に取引できることから、初心者からベテラン投資家まで幅広い投資家に支持されています。

楽天証券

 SBI証券と同じくらい人気の証券会社が楽天証券です。モバイル事業でなにかとマイナスなニュースも多く心配される方も多いかもしれませんが、証券会社としては大変優秀です。
 楽天証券では国内株式の取扱銘柄数が約3000銘柄、投資信託に至っては約12000銘柄と国内最大級の規模を誇っています。取引手数料についても国内株式(現物・信用)の取引手数料が0円(※楽天証券のSOR/Rクロス取引の利用が前提)になるゼロコースが用意されており、多くの取引で手数料0円での取引が可能です。
 そして楽天証券を使う最大のメリットはなんといっても、高機能な専用アプリ「iSpeed(アイスピード)」です。初心者でも使いやすい設計で、最短3タップで注文できるシンプル注文や約定をリアルタイムで通知する約定アラート機能、14種類のテクニカル分析も搭載されておりベテラン投資家にも重宝されています。このアプリのためだけに口座を開設しても良いぐらい大変優秀なアプリです。
 また、楽天証券では取引に応じて楽天ポイントが付与されたり、楽天ポイントを使用して投資をおこなうこともできるため、普段から楽天カードや楽天ポイントを使用している方は楽天証券が第1候補となるでしょう。

まとめ

 上記の通り株式投資は大変魅力的な資産運用方法ですが、十分な知識と理解も必要です。大きなリターンを得る可能性がある一方で、何も考えずに投資をおこない運用方法を間違えれば今ある資産を大きく減らす可能性もあります。株式に限らず投資をおこなう際は確実に増えるということは絶対にあり得ません。初心者の方は、リスクを理解した上でまずは余剰資金で少額から投資を始めることをおすすめします。

タイトルとURLをコピーしました