■ はじめに
「配当金がもらえる株を買いたい!」
そんなときによく聞くのが「配当落ち日(はいとうおちび)」という言葉。
なんとなく聞いたことがあっても、正確に理解していない人も多いのではないでしょうか。
実はこの「配当落ち日」を知らずに株を買ってしまうと、配当金をもらえない だけでなく、株価が下がって損をしたように見える こともあるのです。
この記事では、初心者の方にもわかりやすく、
- 配当落ち日とは何か
- なぜ株価が下がるのか
- 日本株と米国株での違い
- 投資前に注意すべきポイント
を順に解説します。
■ 配当落ち日とは?
配当落ち日とは、その日以降に株を買っても次の配当金を受け取れない日のことです。
たとえば、ある企業が「3月末決算で配当を出す」とした場合、
- 権利付き最終日:配当をもらう権利がある最終日
- 配当落ち日:その翌営業日
つまり、配当金をもらうためには、配当落ち日の前日までに株を購入しておく必要がある ということです。
■ なぜ配当落ち日に株価が下がるの?
配当落ち日になると、株価は一般的に配当金の金額分だけ下がる傾向があります。
理由はシンプルで、
- 配当金を受け取る権利がなくなる=その分の価値が株価から差し引かれる
からです。
たとえば、前日終値が「1,000円」で、配当が「1株あたり30円」の場合、
配当落ち日には理論上970円前後に株価が下がります。
これを「配当落ち」と呼びます。
■ 日本株と米国株での違い
配当落ち日や配当のスケジュールは、日本株と米国株で少し違いがあります。
▷ 日本株の場合
- 権利確定日:決算月(例:3月末・9月末など)
- 権利付き最終日:権利確定日の2営業日前
- 配当落ち日:権利付き最終日の翌営業日
▷ 米国株の場合
米国株では「権利落ち日(Ex-Dividend Date)」という考え方を使います。
- 配当をもらうには、権利落ち日の前営業日までに購入が必要。
- 権利落ち日当日に買っても配当はもらえません。
スケジュール管理の仕方が異なるため、外国株を買う場合は必ず証券会社の発表を確認しましょう。
■ 配当落ち日前後の注意点
- 配当落ち日に株価が下がるのは自然な現象
→「損をした!」と焦らないように。 - 短期売買で狙うのは難しい
→配当落ち前に株価が上がる傾向もありますが、読みづらい。 - 長期投資なら気にしすぎない
→長期保有なら、配当落ちによる一時的な下落は問題なし。
■ まとめ
配当落ち日は、配当金の権利がなくなる日。
前日までに株を買わないと、配当金はもらえません。
株価が下がるのは「配当分の価値が差し引かれる」自然な動きで、焦る必要はありません。
短期的な値動きよりも、企業の成長性や配当方針を見ながら投資するのがポイントです。
💡ポイントまとめ
- 配当金をもらうには「配当落ち日前」に株を買う
- 配当落ち日は「権利付き最終日の翌営業日」
- 日本株と米国株ではスケジュールの考え方が異なる
- 株価が下がるのは“当然の現象”、焦らず長期目線で